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2021年03月04日

移民・難民関係のウェビナーに参加して思ったこと

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昨日は、在日カナダ大使館とUNHCR(国連難民高等弁務官)共催による、「難民と移民の円滑な社会統合に向けて」というウェビナーに出席しました。元来、自分も海外に長期暮らしたことがあり(10年以上)、そのときは「移民」状態だったため、移民や異文化、多文化の問題には当然関心があります。(宣伝になりますが、そのため、最近『多文化マインド』という書籍を出版しました。アマゾンでご覧ください。)私は主に心理カウンセラー・心理療法士であるため、個人ベースで移民・外国人の方に接することはあっても、社会や仕組みとしてどうなっているのかは漠然としか分かっておらず、興味がありました。





カナダは、移民・難民受け入れ先進国として知られています。50年前からの取り組みだそうで、地域への移民・難民の統合は試行錯誤しつつも、うまく行っている、ということでした。ことにグローバル難民スポンサーシップ・イニシアティブ(Global Refugee Sponsorship Initiative)という団体は、難民、スポンサー、地域を効果的に組み合わせることで地域社会への難民の定住を図るとともに、地域にも良い変化をもたらす「三方良し」(Win-Win-Win)を目指し、活動しているとのことで、カナダ国外でもさまざまな成功例があるようでした。今回はこうした先例から、カナダの団体の代表者の方々からのお話もありました。思ったのですが、これにはカナダが元々アメリカのような「英語だけが公用語」の国ではなく、英語・フランス語両語を公用語とする国家であったこととも、関係があるのかもしれません。





一方、日本はカナダと違い、元々移民国家や、多文化社会ではありません。(カナダでもそこに関しては努力や移行があったとは思いますが。)日本人の大半は、この国は昔から日本人が住んでいて、つづいてきていると思ってしまっています。(渡来人や国内の少数民族・先住民族のことを考えると、けっしてそうではないのですが。)多くの人にとっては外国人や移民を「同じ人」として見るのも困難な状況です。そんな中で、古くはヴェトナム戦争のあおりであるインドシナ難民を受け入れてきた団体や、最近のシリア・ミャンマー難民・移民などを受け入れている団体や地域など、困難な状況のなかで進んでいる例もあるということで、非常に感銘を受けました。





著書にも書いたのですが、自分と異なる人(他者)と接していくためには、アイデンティティというか自分軸が必要です。それも「変わらないもの」ではありませんが、流れや軸は把握しておく必要があるのです。日本では、これまで教育や社会のあり方として、「個人」をハッキリさせるというよりは、「男性はこう、女性はこう」のようであったり、「日本人なんだから、こういう風にするべき」といったものが教えられたり、場合によっては押しつけられたりして、個人が自分自身を知るというプロセスを阻害する形で来たのでは、と思っています。(また宣伝ですが、「自分を知る」ために有効なのが心理療法なのは言うまでもありません。)





オープンマインドでは、上述のように自身海外生活の経験があることや、バイリンガル(日本語と英語)で臨床をしていることから、外国人や移民の方のクライアントもいます。時期的に「まったくいない」時期もありましたが、比率としては増えたり減ったりするという状況です。一方で、海外に進出(移住)したい日本人、実際現地に行っている人(留学生や赴任者、その家族など)、また海外から帰国した人などの支援・カウンセリングもしてきました。文化や言語を超えた移住というのは、なかなかチャレンジがありますが、やっていくことのできないものではないのです。





さらには、海外移住や移民といった形でなくても、大きな「カベ」を乗り越えなければならない状況に直面することはあります。国内の引っ越しであったり、転勤・転職、あるいはメンタルヘルスの問題や病気を乗り越えていくことかもしれません。オープンマインドではそうした変化を乗り越えていく個人や団体の方を心理専門家として援助しています。


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