人生の変化の時期を支援する
多文化・バイリンガル臨床精神分析的アプローチ

変化と悩みの時期(ライフ・トランジション)

現代はめまぐるしい変化の時代であり、以前のように学校を出て就職し、結婚すれば終わり、という時代ではありません。

さまざまな選択の自由があるとともに、「これでいい」と思っていたことがうまく行かなくなることすらあります。

そうした「変わりたい」「悩みが多い」という変化の時期(「移行期」)に支えやガイドがあるとないとでは大きな差を生みます。

このようなことから、メンタルの問題などまったく無縁だと思っていた人でもうつ的状態、不安な状態を経験することは不思議ではなく、悪化する前に早めに専門家の手を借りることが勧められます。

また、さまざまなトラウマ(心的外傷)に対する社会の関心も高まり、トラウマがメンタルヘルスと関係があるということも徐々に理解されてきています。
子どもの時期の虐待など、深刻なトラウマを受けた人の場合、そこに囚われてしまっているこころの部分があり、全面的に目の前の「現実」に向き合えていない、ということが起こっていることも多いです。

オープンマインドではこうした状況への「橋渡し(bridging)」をし、虐待サバイバーなどの方であっても夢や野心をサポートするとともに、現実に対処できる能力も上げていくことを目指しています。

メンタルの問題を抱えがちな女性の方のさまざまなライフステージでのお悩みや女性特有のお悩み(ワークライフバランス、PMS・PMDD、妊娠・出産、子育て、パートナーとの関係、更年期等)にも女性のセラピストが対応しています。

カウンセリング・心理療法では基本対話を行っていきますので、薬が苦手である、話を聞いてほしいという方にも向いています。

 

多文化・バイリンガル臨床

多文化・バイリンガル臨床

オープンマインドは、2015年の設立当初から日本語と英語のバイリンガルで心理臨床を行ってきました。

これまでに海外経験のある方たちや、英語を話すさまざまな国・文化の方たちを支援してきました。

一口に英語あるいは、日本語と言っても、それを使う人々、またその背景となる文化も多様です。

たとえ日本で生まれ育った方でも、その背景には学校、家庭、職場などさまざまな「文化」の影響があります。

個人の発達や性格、コミュニケーション、人間関係、メンタルヘルスなどを考えるとき、文化や環境は無視できないことです。
また、どういうわけか語学を学んでいる人や、アート関係の方が多いのもオープンマインドのクライアントさんの特徴です。

 

精神分析的アプローチ

そして、これらのすべてを支えるバックボーンとなっているのが精神分析的なアプローチ・考え方です。

精神分析的アプローチでは、セラピストが具体的な「アドバイス」をするというよりは、話をじっくり聞きコミュニケーションや改善の方法を模索しつつ、適宜フィードバックを行っていくという方法で成り立っています。

「よく分からない」と思われる方が多いかもしれませんが、現存するすべての心理療法の元を成しているのが精神分析の伝統であり、最も深いアプローチとなり得ます。

今、いろいろな「手法」として切り売りされているものも、そこに起源があることも多いです。

セラピストは、精神分析的なプログラムの臨床心理学博士課程に学びましたので、どの方にも同じアプローチというより、その方に合ったコミュニケーション方法を用いつつ、心理療法を行っていきます。また、通常「傾聴」と言われることが多いですが、ただ聞くというよりは相互的(インタラクティブ)なスタイルを取っています。

 

こんなお悩みはありませんか?

  1. 気持ちや気分の悩み

    気持ちがスッキリしない、モヤモヤする、うつっぽい、気分が上がらない、あれこれ心配、不安である、など

  2. 自分について、その他の悩み

    自己肯定感が低い、自信がない、悪夢や気になる夢を見る、目標がない、など

  3. 人間関係の悩み

    人間関係が長続きしない、人づきあいが苦手、人となじまない、パートナーと出会えない、異性と上手くいかない、異性が苦手、など

  4. 適応の問題

    海外から帰国したが、日本に馴染まない、あるいはその逆、いじめ・虐待・被災などの過去のトラウマやネガティブな体験に悩まされている、など

  5. 障害や症状に関する問題

    過去に認知行動療法やほかの療法を受けたが、合わなかったか、症状が戻ってきてしまった、精神科や心療内科に通っているが、薬だけに頼りたくない、誰かにじっくり話を聞いてもらいたい、診断や精神障害などがあるが、復学や就労など、もっとチャレンジしていきたい、など

プロフィール

Profile

オープンマインド代表 鶴田みさ

鶴田みさ

一橋大学法学部卒。
メーカー勤務後、渡米の機会を得てニューヨークで心理学を学ぶ。

心理学修士(New York University)、心理学博士(PhD, The New School for Social Researchより)、公認心理師。現地では精神科病棟、クリニック、学校などで心理実習(アセスメント、心理療法)も行う。

帰国後はカウンセリング系の会社等で働く。2015年個人事業オープンマインド設立、その後もスクール・カウンセラーや産業カウンセリングの仕事なども兼任。

主に大人や思春期の心理療法・カウンセリングを手がける。
アメリカ心理学会(APA)正会員、多文化間精神医学会、日本精神分析的心理療法フォーラム、国際夢研究協会(IASD)会員。

著書に『多文化マインド』(ギャラクシーブックス)がある。