カウンセリング、心理療法に興味はあっても、なかなか最初の一歩が踏み出せない、という方は多いかと思います。実際にどういう風にカウンセリングが行われるか、読んだり、または人の話を聞いたことがあるというようなことがない限り、なかなかイメージしにくいかもしれませんね。そこで、今回は「カウンセリングの始まり」について書いてみたいと思います。
まず、仕事や家庭、人間関係などの悩みがあるとか、つらい、苦しいということがあってカウンセリングを受けてみようか・・・と思ったとします。ネットなどで探して、最初のコンタクト(電話かメールでしょうか)をするとします。メールならば、カウンセリングを受けたいこと、今どんなことで悩んでいるのか(あるなら症状なども)を簡単に書けば大丈夫です。カウンセラーによっては、もうちょっと詳しく聞いてくることもあるかもしれません。
良さそうなら、最初の予約日を決めます。一度会ったからと言って、その後ずっとつづけなければならないわけではありません。まず会って、カウンセラーがどんな感じの人でどんな話し方をするのか、自分の話を聞いて分かってくれそうか、話しやすい相手かどうかを見極めたいところです。1回で難しければ、何回か会ってみることになるかもしれません。
初回のセッション(インテークと言います)では、カウンセラーに会ってみようと決心した悩みの主体もですが、カウンセラー側からはどうしてもいろいろなことを「訊く」、情報収集のセッションとなりがちです。悩みやその背景はなんなのかに始まり、現在の生活や仕事、家族のこと、過去の(自分が生まれ育った)家族のこと、学校のことや生い立ちのことなどを訊いていきます。なぜなら、それらの背景情報なしになぜこのことで悩んでいるのか? を理解し、解決に進んでいくのは難しいからです。この「情報収集」は複雑な背景がある場合、最初の2~3セッションくらいに及ぶこともあります。もちろんその間悩みを話してはいけないわけでもありません。カウンセラーによっては最初数セッションはあまり質問せず、ただ傾聴するというスタイルの人もいるようですが、それではどうしても分からないことが多くなってしまうため、オープンマインドでは比較的無理のない範囲で質問はしていきます。ただ、悩みの中核というのはどうしても話しにくいものであるため、最初は分からないことは分からないままにしておくというのもあります。
初回のセッションで起こるもう一つ重要なことは、「枠」を決めるということです。つまり、もしつづけても良さそうだったら、どれくらいのペースで通いたいか(オープンマインドだと月1くらいから週1,2回までです)、曜日や時間帯はいつ頃が都合がいいか、また大切なこととして料金について合意します。頻度が多ければその分負担も大きくなりがちなので、その辺も話し合います。また、もし頻度を決めるのがまだ無理なようであれば、次いつ来れそうかについて話し合います。
もちろん、「この人は違いそう」と思うのであれば、「考えさせてください」、「やめておきます」などで終わりとなってもかまいません。他の信頼できるカウンセラーを紹介することもあります。カウンセリングに来るタイミングというのはかなり重要なものなので、できたらちゃんとケアを受けてもらいたいからです。
オープンマインドでは、遠隔の方のスカイプセッションもしていますが、その場合はメールなどで事前にIDを交換しておき、開始前にリクエストを出してつながります。遠隔のセッションについては、オープンマインドではクレジット決済を行っています。対面の場合は現金でもクレジットでも大丈夫です。
以上、カウンセリングがどう始まるのかについて書いてみましたが、カウンセリングがどう始まるのか、こういう状態・症状でも大丈夫なのかご心配な方は、ご説明いたしますのでぜひ一度ご連絡ください。