以前にもご案内したことがありますが、オープンマインドではパニック障害・パニック発作向けの短期心理療法（4ヶ月～5ヶ月程度）をやっています。
パニック発作は突然に強い不安や身体症状が感じられるもので、その強さのあまり、また発作を起こすのではないかと怖れるあまり、それが起こった状況を無意識的に避けるようになっていくことも多く（広場恐怖症と呼ばれます）、生活や外出などが制限され、引きこもってしまったり、うつになってしまうこともあるような体験です。放っておくことで、そういう悪化の方向へ向かってしまったり、一時的に軽快してもまたなにかのきっかけやストレスで戻ってきてしまうことも考えられます。
そのため、パニックに支配されず生活や人生の可能性や自由度を確保していくためには、放置せずに手を打っていくことが大切です。幸い、認知行動療法や、それに近いアプローチによって、最初「突然」と思えた発作がどういう状況で起こりやすいのかを徐々に理解していくことができます。それと、呼吸法やリラクゼーションを交え、また自分や自分の置かれた人生の状況についての理解を深めていくことで、発作を予防したり、コントロールしたりすることが可能になっていきます。
オープンマインドでは、4ヶ月～5ヶ月（約16回から20回）という期間で、主に認知行動的なアプローチを使ってパニック発作に対処していけるようにする心理療法を提供いたします。この期間と回数は、週1回でセッションに通えることを想定しています（隔週でも可能かも知れませんが、あまり間が空いてしまったり不規則にしか来れないようだと、効果を上げていくのが難しくなります）。
認知行動アプローチとは、自分の認知（考えや感情、特に自動的になってしまっているもの）を自覚し、それと行動の関係を理解し、認知や行動を変えることによって症状の軽減を図っていくものです。パニック発作の場合、たとえば不安を感じるとうろうろ歩き回ってしまうといった「行動」によって、ますます不安が募ってしまうというような悪循環があったりします。
認知行動アプローチのほかの特徴としては、宿題を出し、それをやってきてもらって話し合うことによって進んでいくという部分です。これは、たとえば精神分析的アプローチのように、「なにを話しても良い」、つまりは「なにをやったらいいのか分からない」ということに戸惑ってしまう人には、向いていると言えます。
パニック発作は突然であり、強い不安や恐怖に見舞われるため、治らないのではと思ってしまっていることも多いかと思います。ですが、「不安でなにもできない」「打つ手がない」という状態から、「こうすれば、発作をコントロールできる」「打つ手がないわけではない」と思える状態に移行することは可能です。あきらめずに手を打ってみましょう。
期間限定で（未定、おそらく今年いっぱい）1セッション10000円でご提供いたします（通常14000円のところ）。都度払い、月末まとめてのお支払い、一括払い（16回または20回）が可能で、現金、銀行振込またはクレジットカード決済を受け付けています。
お問い合わせ・ご予約の際は「パニック障害・発作の認知行動アプローチ」にご興味があることを明記してください。このHPから直接か、info@openmindpsy.comからお問い合わせ・ご予約いただけます。幡ヶ谷オフィスでの対面のほかに、オンラインでのセッションも可能です。
