心理職・専門家
2023年04月05日

4/8(土), 5/13(土)専門家向け「臨床セミナー」開催のお知らせ

第1回については、ご案内がギリギリになってしまい申し訳ありませんが、この度zoom上で「臨床セミナー」を開催する運びとなりました。今回は心理職や近接領域で臨床を実践しておられる方または学生の方ということで、専門家向けとなっておりますので、ご了承ください。

各セミナーの内容は以下の通りです。また、お申し込み方法は一番最後にありますので、ご参照ください。多くの方のご参加をお待ちしております。

第1回 4/8(土)【臨床セミナー】インテーク面接を考える

心理療法の始まりであるインテークの重要性は、言うまでもありません。心理療法が長期に及ぶ場合、インテーク面接はその最初の一歩ということになります。しかしながらインテークで達成すべきタスクは非常に多く、「理想」と「現実」の間にはギャップがあると言えるのではないでしょうか。

このセミナーは、主にインテークを課題と感じておられる方々を対象とし、改めてインテークの様々な側面に光を当ててみたいと思います。内容としては、CLとの出会いとしてのインテーク、インテークで「達成」したいこと、インテークでの観察、インテークの流れとバリエーション、「強さ」のアセスメント、フィードバック、枠組みの説明と交渉、などになります。時間が許す限り、Q&Aにも応じたいと思います。5月開催予定の「ケース・フォーミュレーションを学ぶ」と両方ご受講いただくことも可能です。(その場合次回割引があります。)

2回 5/13(土)【臨床セミナー】ケース・フォーミュレーションを学ぶ

日本でまだまだ一般的でないと言われているケース・フォーミュレーション(CF)。CFはインテークのプロセスとオーバーラップするところも多いですが、CFはよりセラピーのプロセスや目的・結果(outcome)までつなげたものであると言えます。インテークと一体であるとも言え、同時進行でもあるので切り離すことが難しい面もありますが、インテーク面接は面接として行った上、後からじっくりCFを行うということも可能ではあります。CFでは、ケースについてじっくり考える時間があるし必要だということかと思います。

またCFは、継続的アセスメントといったように、つづけていくうちに追加される情報・状況により変わっていくところもあります。

このセミナーでは、主に精神分析的なCFについてお話しするとともに、短期の心理療法やカウンセリング、解決志向アプローチでの留意点についてもお話ししたいと思います。

アメリカの臨床心理学博士課程で学んだCFに基づいて実践していることをお伝えしつつ、ともに学びたいと思います。4/8(土)の「インテーク面接を考える」と両方ご受講いただくことも可能です。

開催の詳細やお申し込み方法

日時: 第1回 48日(土) 15:0017:00 2回 513日(土) 15:0017:00

場所: Zoom(お申し込みいただいた方にリンクを送付いたします。Zoomを使い慣れていない方は、その旨お知らせください。)

参加資格: 心理臨床やカウンセリングを行われている方、心理職の方、心理学または近接領域の学生の方など。

参加費: 第1回 4000円 第2回 3500円 (両方ご受講の場合合わせて7000円) お支払いは、クレジットカードまたは銀行振込で可能です。

主催・講師: 鶴田みさ(オープンマインド代表)

心理学博士・公認心理師。一橋大学法学部卒。90年代半ばに渡米の機会があり、以後ニューヨーク大学で教育心理学修士(MA)、ザ・ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで臨床心理学博士課程単位取得後、認知・社会・発達心理学博士課程を修了(PhD)。現地では総合病院精神科や精神分析クリニックで実習生、帰国後カウンセリング系の会社やインターナショナル・スクールなどで勤務。2015年オープンマインド設立。主に大人の神経症圏の心理療法をバイリンガルで行っている。EAPの短期心理療法も手がけている。

お申し込み: info@openmindpsy.comまで直接お願いいたします。

その際、①お名前 ②メールアドレス ③電話番号(Zoom接続等で問題が生じたとき用) ④所属・役職 ⑤資格 ⑥銀行振込ご希望の方はその旨 ⑦領収書希望の方はその旨 を明記してください。