心理職・対人援助職に惹かれ、仕事をする人たちは人を世話することに情熱があります。それは素晴らしいことなのですが、人に尽くそうとするあまり、自分がおざなりになってしまっていませんか?
人の世話や人に思いやりを持つことで得られる喜びやリワードももちろんありますが、自分を後回しにしてしまうことにはリスクを伴います。いつも自分は最後、ということはないでしょうか? 特に女性の方で、対人援助の仕事の他にも育児や介護などの家族・親族の世話がある場合、自分の時間やスペースがまるでないという状況もあり得ます。
このセミナーでは、あらためて心理職・対人援助職のストレスケア、セルフケアの重要性に光を当ててみたいと思います。予定している主な内容は次の通りです。
・なぜセルフケアが必要・重要か
・自分を思いやることや自分の時間を取ることは「自己中」ではない
・自分を優先することの罪悪感
・自分と他人を思いやる(共感の方法)
・代理的トラウマ(vicarious traumatization)という現象
・ワークライフバランス
・自分の時間
・気分転換、レジャー、趣味
・休みや休暇の重要性
・時間に応じてできるセルフケア
・個人分析、教育分析、SVなどの重要性
・まとめ など
短期的にはメリットや効果がないと思われても、心理職・対人援助職として「長持ち」するためには、必須の視点かと思います。また、心のこもった質の高いサービスを提供することもできるでしょう。
日時: 11月3日(土・祝)10:00~12:00(2時間)
場所: Zoom(お申し込みいただいた方にリンクを送付いたします。Zoomを使い慣れていない方は、その旨お知らせください。)
参加資格: 心理職や対人援助職の方(医療関係、保育士、介護士、学校の先生など)心理学または近接領域の学生の方。
料金: 3000円(クレジットカードまたは銀行振込)
主催・講師: 鶴田みさ(「オープンマインド」主催)・・・ 心理学博士・公認心理師。一橋大学法学部卒。90年代半ばに渡米の機会があり、ニューヨーク大学で教育心理学修士(MA)、ザ・ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの精神分析的なPhDプログラムに学び、その後認知・社会・発達心理学博士課程を修了(PhD)。現地では精神科病棟や精神分析クリニック、学校で心理療法やアセスメントの実習を積み、帰国後はEAPカウンセラーや学校カウンセラーを務める。2015年オープンマインド設立。現在は主に大人の神経症圏の心理療法、EAPの短期療法、企業研修などを行っている。
お申し込み・お問い合わせ: info@openmindpsy.comまで直接お願いいたします。 お申し込みの際は、①お名前 ②メールアドレス ③電話番号(Zoom接続等で問題が生じたとき用) ④職業(資格がある方は資格、学生の方はその旨) ※基本クレジットカード払いとなりますが、銀行振込ご希望の方や、お支払い後領収書ご希望の方はお知らせください。