オープンマインドでは、精神分析的な考え方で心理療法に取り組んでいます。

精神分析的アプローチとは、ごく簡単に言えば、子どものときの経験(親子関係、家族関係、トラウマ、環境、考え方、コミュニケーションなど)が大人になって経験する症状や人間関係のパターンに影響しているというものです。

そのため、できれば定期的にセッションに来ていただき、考えていること、感じていることなどをできるだけ自由に話していただくことが必要となります。セラピストとの関係の中で浮上してきたこと(専門的には転移・逆転移と言いますが)が改善・解決への重大なヒントとなっていきます。

しかしながら実際は型や理論にこだわるのではなく、一人一人のクライアントの方に向きそうな方法でアプローチしていきます。そのため、「折衷的」(いろいろな技法を合わせること)と言ってもいいかもしれません。

オープンマインドのセラピストは精神分析研究所で訓練を修了した「精神分析家」ではないですが、ニューヨークの精神分析的な大学院、ザ・ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの臨床心理PhDプログラムに学び、現地の病院、クリニック、学校で実習も積みました。

また、発達心理学の知見から、妊娠期・乳幼児期に始まる発達上の課題や不安にも目を向けいわば「成長のやり直し」を助けるとともに、社会心理学、文化心理学の知見も入れ込んで多角的でユニークな臨床をしています。